広告 業務の本質 人材育成 OJT 成長曲線 行動分析学

成長曲線を知り、忍耐する覚悟を持つ

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お世話になっております。
いわたさんです。

今回の記事では、
新入社員のOJTで
理解しておくべき
「成長曲線」を
ご紹介します。

今回の記事では、OJTについて
成長曲線について紹介します。

OJTで知っておくべきポイント

OJTの特性を知る。

最初に「手順」ではなく「目的」を教える

教える業務を標準化しておく

行動は「強化」/「弱化」で学習される

成長曲線を知り、忍耐する覚悟を持つ

業務でも一番重要なことは「信頼」

OJTを開始する前に、
最低限知っておく、
準備しておくべき
ポイントを整理しました。

これらのポイントについて
理解し、準備しておかなければ
効果的なOJTはできません。

人材育成の努力と
成果は単純比例しない

OJTを行う上で、
「新人が思うように成長しない」
といった悩みや経験を
持っている人は多いと思います。

それもそのはず、
「ある物事を上達する」
過程において


その成長度合いは、
努力量と単純に
比例しない
からです。

教育の初期~中期の段階では、
10の量を教えても
10の量を習得できないのです。

では、教育して新入社員に
パワー(=努力)を注いだ際、
どれだけの成長が
望めるのでしょうか。

それを図示したものはこちらです。

こちらのグラフに示す通り、
努力量(教えた時間や練習量)が
少ない段階では、成果や成長は
なかなか望むことができません

業務における
成長曲線の捉え方

この特性を加味したうえで、
OJTや社員教育の視点で注釈を足すと
下図のように表現できます。

上図において、教育の初期では
教育を行う人、受ける人に、
次のギャップと心理が生じやすいです。

上司

【教える人】
教えてはいるんだけど、
新人が思うように
動いてくれない。
⇒ストレス・負担になる。
⇒最悪の場合、教育を投げ出す。

困った男性

【教わる側】
先輩が教えてくれてるのに
なかなか上達しない。
仕事が向いていないのかな。
⇒モチベーションが上がらない。
⇒最悪の場合、職場を去る。

その後、ある程度の教育や習熟を経て、
努力の量が一定値を超えると、
上達が急速に起こります。
(ブレークスルーポイント)

これは、皆さんも
日常生活の様々な場面で
経験しています。

【例:逆上がり】
●逆上がりができない。

⇒練習しているとコツを掴み、
 初めて できるようになる。

⇒ほとんど失敗せず、
 何回でもできるようになる。

⇒複数回連続で回る技も覚える。

この段階まで来ると、

上司

【教える人】
しっかりと教えたことが、
できるようになった!
⇒教育に対する自信が身につく。
⇒モチベーションが上がる。

喜ぶ男性

【教わる人】
やるべきことが理解できていて
応用もできるようになった。
⇒自信が身につく。
⇒仕事の幅が広がる。

といった具合に、
成長がはっきりと見えてきて、
教える人も教わる人も
成果や成長の喜びを
感じることができます。

教育の初期段階の
最も重要なのは
「忍耐」と「フォロー」

前の章で説明した通り、
業務を行う上での上達や成長は
下記の2点がポイントとなります。

人材育成を始めてしばらくは、
成果や成長が見られない。

ブレークスルーができれば
一気に成長を感じられる。

したがって、教育を行う上で
教育の初期段階で最も重要な事は…

ブレークスルーに至るまでの間、
上司・先輩が辛抱強く
「部下を見守る忍耐」と、
「部下へのフォロー」が大切。

と言えます。

とは言え、ブレークスルーに
至るまで長期間、忍耐…というのは
少し酷です。

しかし、ブレークスルーに至るまでの
努力の量は、業務の教え方の工夫で
効率よく積み上げることはできます。


教育はその成果の現れ方が、
教わる人の特性に
左右されやすいです。

そのため、業務の教育を行う際、
教える人は、なかなか
パターンが掴めず、
悩み、苦労することが多い
です。

今回の記事も含め、一つでも
多くの原理・原則を学び
ボヤっとした思いや、
やり方を具体化していきましょう。

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  • この記事を書いた人

いわたさん

【プロフィール】
Name:岩田さん
Work:JTC製造業
Like:改善!
若手の頃の苦労を共有して
日本の生産性を上げたい系ブログを
書いています。

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