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OJT-最初に「手順」ではなく「目的」を教える

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お世話になっております、
いわたさん です。

今回の記事では、
新入社員のOJTで理解して
おくべきポイントを
ご紹介します。

今回の記事では、
OJTのポイントである
「最初に「手順」ではなく
「目的」を教える」ことに
ついて紹介します。

OJTの特性を知る。

最初に「手順」ではなく「目的」を教える

教える業務を標準化しておく

行動は「強化」/「弱化」で学習される

成長曲線を知り、忍耐する覚悟を持つ

業務でも一番重要なことは「信頼」

OJTを開始する前に、
最低限知っておく、
準備しておくべき
ポイントを整理しました。

これらのポイントについて理解し、
準備しておかなければ
効果的なOJTはできません。

OJTでも業務の「目的」を意識する。

OJTは実際に業務を行いながら
教育をしていく。というものです。

では、この「業務」とは何か。
過去の記事で紹介した通り、
下記のように定義しました。

業務とは、
ある「目的」を
 達成するために
 必要な「成果物」を
 得るためのプロセス」

どんな業務においても、
ある「成果物」が求められています。

そして、「目的」無くして
「成果物」は存在し得ません

OJTでは、教える業務について、
・目的(何のため、誰のため)は何か
・成果物(目的を満たす条件)は何か

明確にし、説明することが重要です。

【着眼点】
・その業務はなぜ必要か?

・その業務の成果物は最終的に
 誰に与えられるのか?

・その業務を行うことで、
 会社や組織にどのような
 利益をもたらすのか。

もし、業務の「目的」を伝えないと…

もし、OJTを行う うえで教える人が
業務の目的を十分に説明していない
(=手順のみを教える教育)と、
次のパターンに陥ります。

目的を教えず手順のみ教えた場合

手順だけを教える。

⇒その手法でしかできない。

異なるパターンに対応できず、
 応用的な対応が必要な場合は
 毎回手法を教えないといけない

指導員はいつまでも忙しい
教わる側はいつまでも
 独り立ちできない

目的を教えた場合

目的を説明したうえで
手順・判断基準を教える。

⇒教わる人が目的がわかるので、
 成果物のあるべき姿がわかる

⇒押さえるべき要点がわかるので、
 教わる人が自分で判断できる。

⇒教えなくても、
 自分で推測して業務を進め、
 こなせる業務の幅が増える。

※当然、初めのうちはフォローや
 進捗管理が必要です。
 部下・後輩が行っている
 業務のプロセスや成果物に
 しっかりと目を向けましょう。

業務の「目的」と「成果物」をどう伝えるか

では、具体的にOJTでは、
業務の目的と成果物を
どう伝えたらよいのでしょうか。

これも、業務の本質を意識すると、
何を意識すべきかが見えてきます。

OJTでも業務の「目的」と
「成果物」は何かを
正しく伝えられるように、

業務の要素である
「目的」、「成果物」、
「インプット」、
「関係者」、「効率」について
意識すべきことを
下表にまとめました。

①目的

キーワード意識すべきこと
相手先誰に提出するものか
(最終の提出先)
・どのような言葉で伝えるか
・相手がどこまで業務に関する
情報を知っているか。
相手にして
もらうこと
相手に何をしてもらうか
・判断、決議
・商品の購入
・検査などの合否の判定
・業務の委託
・製品の作成
・相手の上司への説得 など
相手先の
成果物の
目的・用途
・相手がどのような情報を
 求めているか
・相手が成果物を誰に対して
 どのように使うか

②成果物

キーワード意識すべきこと
成果物の
目的
目的は何か(上表)
成果物の
形式
どのような形式が効果的か
・資料or表orスライド
・簡易的or詳細が必要
・概念or専門的
締め切りいつまでに提出が必要か

③必要なもの(インプット、効率、協力者)

項目キーワード意識すべきこと
インプット
(自分自身)
必要な
モノ
成果物を得るのに、
どのような
情報や物が
足りていないか
効率活かせる
ツール
早く終わらせる
手段・ツールは何か
協力者専門家誰に相談・依頼したら
早く終わるか

私の場合、OJTを行う際は
最初に、こちらの下表を
OJT担当者に渡して
記入してもらい、
目的と成果物を再認識して
もらっています。

  • 教える業務:業務の名称を記入
  • 目 的:目的を記入
  • 成果物:成果物を記入
  • 工 程:業務のステップを記入
  • 手 順:業務の工程内で行う
        手順や作業を記入
  • 判断基準:目的を基に、
         判断基準を記入
         ※具体的に表現

まとめ

OJTでは、教える業務について、
・目的(何のため、誰のため)は何か、
・成果物(目的を満たす条件)は何か 

明確にし、説明することが重要です。

目的を説明したうえで
手順・判断基準を教えることで、
⇒教わる人が目的がわかるので、
 成果物のあるべき姿がわかる

⇒教わる人が自分で判断でき、
 教えなくても、自分で推測して
 業務を進め、こなせる業務の幅が
 増える。

今回はここまでです。
他にも、OJTに関するメソッドを
紹介していけたらと思います。

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  • この記事を書いた人

いわたさん

【プロフィール】
Name:岩田さん
Work:JTC製造業
Like:改善!
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日本の生産性を上げたい系ブログを
書いています。

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