前回のおさらい
前回の記事で、第2領域は優先度が最も高い領域と説明しました。
今回の記事では、その根拠について解説していきます。
前回は、「重要度」と「緊急度」のマトリクスを使用して、
その業務の位置づけを確認して優先度を
決めていくことについて説明しました。
緊急度
⇒締め切りまで、どのくらい猶予があるか。
重要度
⇒その仕事を行わなかったことによる
影響・リスクの大小
優先度:第2領域>第1領域>第3領域>第4領域
優先すべき領域=第2領域
「7つの習慣」では様々な活動(公私ともに)において
「重要度」と「緊急度」のマトリクスの第2領域の活動は、
人生を豊かにするための領域と定義されています。
仕事においては、効率化や生産性のアップ、
組織の発展に関わる重要な領域となります。
その観点から第2領域の業務に取り組むべき!
という根拠となる最大のメリットは、
組織の生産性を高め、
他の領域の活動を
減らすことができる。
という点です。
その一例を紹介します。
この第2領域の業務ですが、
なぜか多くの組織で推進できていません。
この記事では、その理由と対策について
考えていきます。
なぜ、第2領域の業務に取り組めないか?
なぜ、第2領域の業務に取り組めない
組織が多いのでしょうか?
さあ、シンキングタイム!
答えは下へスクロール
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↓
第2領域に取り組めない主な原因は、下記の2点です。
①第1領域、第3領域の仕事に
忙殺されるため
②第3領域の仕事を第1領域の仕事と
誤認されることがあるため
ここで、注意点ですが、
「緊急度」と「重要度」の考え方について、
「緊急度」と「重要度」が
混在されてしまうという点です。
混在されてしまうポイントは下記の2点です。
・人間は本能的に緊急度=重要度と誤認してしまう。
・組織の中で「重要度」とは何かが定義されていない。
・何が優先すべきことが
明らかでない状態 と、
・人間の本能である
「緊急度=重要度の誤認」が重なり
「緊急度」と「重要度」が
混在してしまっている と、
多くの業務がすぐに処理しなければならない
第1領域の業務…と考えられてしまい、
第2領域の業務に取り組む時間は確保できません。
第2領域に取り組むべきポイント
この問題の対策については、次の項目がポイントとなります。
今後の記事で一つずつ解説していきます。(作成中)
(1)意識的に第2領域に取り組む時間を作る。
(2) 「最も取り組むべき仕事」は第2領域の仕事であると認識する/認識させる
(3) 第1領域の仕事を優先するメリットが低いことを認識する。
(4)重要度を定めるための軸を確立し、適宜認識させる。
(5) 第2領域の取組や行動に、優先順位をつける