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組織の全体像-組織の階層構造とその役割

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多くの会社は、個々に役職(平社員、課長、役員など)が
割り当てられた組織を形成しており、
その中で役割の明確化して分業を行っています。(組織の階層構造)

本記事では、組織の階層構造がなぜ必要で、どのように活用されるべきであるか、
作業者、管理職、役員までの各階層の役割や果たすべき職務が何であるか
について考えていきます。

さらに、のかを探っていきます。


仕事の規模、やるべきことが増大すると分業が必要

規模が小さなチームでは一人で多くの役割をこなせますが、
規模が拡大するにつれて分業が不可欠になります。

一方で、分業には「効率低下」という矛盾があります。

基本的に分業は効率が悪い

分業を行うメリットとしては、個々の作業者が、
自身の職務に集中できる点があります。

では、なぜ分業は効率が低下すると言われているのでしょうか。

その理由は、部門間の情報伝達や調整、
意思決定プロセスに時間がかかるからです。

例えば、プレーヤーが作業を進める中で判断が必要になった場合、
管理職に確認を求めるまでのタイムラグが発生します。

また、管轄外の作業を行わないといけなくなった場合、
当該部門へその作業を引き継がなければなりません。

このような情報伝達や決裁の手続き、
部門を跨ぐ業務のやり取りが組織内で数多く発生するため、
組織全体のパフォーマンスに影響を与えることがあります。

それでも組織の階層構造が必要な理由

まず、大前提として、短期的な視点で考えれば、
事務作業のほとんどの場面において、
業務を1人でこなせるのであれば、
1人で行う方が効率が良いです。

ですが、前述の通り1人で行える作業の量には限界があり、
多くの業務をこなすには分業が必要となるケースがあります。

その結果、組織内で業務を細分化したうえで、
複数の作業者が現場業務に集中し、
管理職が全体の進捗を管理することで、
数多くの業務をこなしています。

また、実作業より前に行う経営の方針設定や判断は、
役員が組織全体を見渡しながら行います。

この階層構造により、大規模なタスクを分担しながら、
全体として一つの方向性を維持することが可能です。


組織の階層構造と、各階層の役割

組織の階層構造は、全員が職務を果たすことで、
その組織全体で成果物を生み出せるように設計されています。

ここでは、その仕組みと各階層の役割について詳しく説明します。

階層構造の仕組みと、それぞれの階層の役割

組織の階層は大きく分けて次の3つに分類されます:

  1. 作業者(プレーヤー)
    →現場で業務を遂行し、組織の目標達成に直接的に寄与する役割。
  2. 管理職(マネージャー)
    →プレーヤーを管理し、リソースの割り当てや進捗の監督を行う。
  3. 役員
    →組織全体の方向性を定め、長期的な戦略を策定する。

各階層が自分の職務を果たすことで、効率的な運営が可能になります。

一方で、これらの役割が一つでも欠けてしまうと、
組織は全く機能しなくなります。

もし、作業者が機能しなければ…

作業者(プレーヤー)は、組織の基盤ともいえる存在です。

彼らが現場で成果を出さなければ、
組織全体の目標が達成されることはありません。

もし、生産ラインの作業者がミスを繰り返せば、
製品の出荷数を確保できない、品質が低下するなどのリスクがあります。

また、営業部門の作業者が顧客対応を怠ると、
売上の減少、顧客満足度の低下、クレームの増加に繋がります。

もし、管理職が機能しなければ…

管理職は、作業者を導き、
組織の目標達成に向けた調整役を担います。

もし管理職が機能しなければ、
次のような問題が発生します:

  • 指示の不明確さ
    →作業者が何をすべきか理解できず、
     混乱や非効率が生じる。
  • リソースの無駄遣い
    →優先順位の欠如により、重要でない業務に
     時間や資源が浪費される。
  • モチベーション低下
    →適切な評価やフィードバックが不足し、
     作業者の意欲が損なわれる。

もし、役員が機能しなければ…

役員は、組織全体のビジョンを描き、
戦略を実行する責任を負っています。

もし役員が機能しなければ、
組織全体の未来が危機に陥ります。

  • 長期的な方向性の喪失
    →組織が何を目指すべきかが不明確となり、
     組織全体の士気が低下したり、非効率が生じる。
  • 競争力の低下
    意義市場の変化や競争に適応できず、競争力を失う。
  • 財務の悪化
    →資金調達や投資判断の失敗により、
     組織の財政基盤が揺らぐ。

職業に貴賎なし-階層は役割であり、人格の序列ではない

組織の階層は「職務上の役割」を明確にするためのものであり、
個人の価値や能力を決めるものではありません。

役員が有効な戦略を描き、
作業者が現場で最大限の力を発揮し、
管理職が彼らを支援することで、
組織は成果を生み出すことができるのです。

組織の階層構造は、その役職に就く人の
貴賤を決めるものではありません。

部長だから偉いというわけではありません。
作業者だから敬わなくて良いというわけではありません。

それぞれの役割に就く人が連携して、
組織全体の成果創出に繋がるのです。

なぜ、「職業に貴賎有り」となってしまうのか

「職業に貴賎なし」という理念は理想的ですが、
現実には「職業に貴賎有り」とされてしまっている場面があります。

その背景には、以下のような要因が関係しています。

1. 社会的地位や収入格差

多くの場合、職業の評価は
その社会的な地位や収入に依存しています。

高所得である役員や管理職、開発部門は
「成功者の職務」とみなされることがあります。

一方で、比較的所得が低い作業者が行う
肉体労働やサービス業は「価値が低い」と
誤解されがちです。

この評価は、「経済的成功=個人の価値」であるという
文化的な偏見によるものです。

2. 職務の可視性の違い

組織の中で、役員や管理職の成果は
売上や利益率といった数字が顕在化するため、
その成果が広く認知されます。

一方で、作業者の貢献は日常業務に埋もれがちです。

この「可視性の違い」により、作業者の役割が
軽視されることがあります。

しかし、前述の通り、作業者、管理職、役員の
いずれかが欠けてしまえば、
組織は成果を出すことができません。

どんな仕事も組織の成功に不可欠であり、
表に出にくい役割こそ重要な支えとなっています。

3. 歴史的な価値観の影響

職業による序列化は、過去の階級社会や
封建制度の影響が反映されています。

さらに、産業革命以来、肉体労働が
知的労働よりも「劣る」とされる
価値観が広まりました。

この偏見は現代にも残り、一部の職業が
「価値が低い」とされる原因になっています。

4. 無理解や偏見の存在

特定の職業に対する無理解が、偏見を助長します。

例えば、現場作業者の重要性を知らない人が、
その職務を単純労働と見なすことがあります。

しかし、現場での正確な判断力や高度な技術が、
組織全体の成果に直結していることは少なくありません。


企業や組織の階層構造が健全に機能し、
成果や価値を創出し続けるには、
階層構造を形成する理由と、
各階層の職務の重要性を認識する必要が有ります。

そして、すべての役割が相互に依存し合い、
組織全体の成功を支えているという認識を持ち、
互いに尊重する文化も必要となります。

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  • この記事を書いた人

いわたさん

【プロフィール】
Name:岩田さん
Work:JTC製造業
Like:改善!
若手の頃の苦労を共有して
日本の生産性を上げたい系ブログを
書いています。

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