広告 業務改善 ECRS 標準化

業務改善の進め方-④ECRSのS(簡素化)

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今回はECRS(イクルス)のS、
「Simplify:簡素化」
について
私が意識していることを紹介します。

おさらい ECRSの法則とは

前回の記事のおさらいです。
前回は、「ECRS(イクルス)」という
考え方を紹介しました。

このECRSについて、
それぞれの頭文字の意味は
以下の通りです。

Eliminate:排除
 ⇒仕事や業務を廃止する

Combine:結合
 ⇒仕事、成果物を結合してまとめる
  あるいは分離して簡素化する

Rearrange:交換
 ⇒人、モノ、方法を変えることで効率化

Simplify:簡素化
 ⇒複雑な業務を誰でも簡単にできるようにする

改善の効果:E>C>R>Sであり、
改善の順序:E→C→R→Sで行うことが効果的。

ECRSの「S」 Simplify(簡素化)

「Simplify:簡素化」の工程で
まず最初に行うことは、
その業務における「目的」を再認識し、
あるべき「成果物」が何かを考えて定義します。

「目的」と「成果物」の考え方はこちら

ここでは、今まで使っていた書式や、
従来のやり方に囚われず、
ゼロベースで
「どのような成果物が必要か」と、
「その成果物のインプットを
 簡単に得るため方法は何か」を考えます。

Simplify:簡素化の手法

Simplify:簡素化には、下記の2種類の改善を行います。

標準化する:誰でも簡単に行えるようにする

 標準化では、誰でも、誤解やミス、
 漏れが無いように
 仕組みを作ることが重要です。

・誰でも簡単に成果物を生み出せる
 フォーマットの作成

・誰でも簡単な方法で実践できる
 マニュアルの作成

・誰でもミス、漏れが発生しない
 チェックシートの作成

  そこで重要になる考え方が
  MORSの法則です。

  ⇒MORSの法則の解説はこちら

自動化する:必要な手順の手間を最小化する。

 自動化では、誰でも、
 簡単な方法でできる
 仕組みを作ることが重要です。 

・表計算やマクロによる一部の手順の自動化

・ITによる自動収集や自動集計の自動化

・AIによる汎用的は対応・応答の自動化

 現在、様々なITやAIのツールが
 世に出回っています。

 これらのツールはそれぞれが
 得意分野・苦手分野を有しています。

 どのツールが今の業務改善に合っているかを
 見極めるうえで重要なのは

 「Simplify:簡素化」の初めの工程で、

 「どのような成果物が必要か」と、

 「その成果物のインプットを
  簡単に得るため方法は何か」が

 きちんと定義できているかどうかです。

 ITやAIのツールを提供する
 ツールの製造元は
 「○○ができます!」ということは
 アピールし、セールスをしてきます。

 しかし、それらのツールが
 今の業務改善に適しているかどうかを
 教えてくれるとは限りません。

 ツールが最適である/不適であるの判断は、
 改善を行う組織の人間の役割です。

 よくある話ではありますが、
 本社主導でITツールをいれたが、
 現場の現状に合っておらず
 活用できていない…
 というケースが見られます。

 

 ITやAIのツールを活用する際は、
 必ず現場・現物をしっかりとみて

 どのような成果物が必要か」と、

 「その成果物のインプットを

  簡単に得るため方法は何か」を考え

 「現場で実作業をされる方と

  相談することが重要です。

ECRSの法則 最後に

ここまでは、ECRSによる業務改善について
紹介を行ってきました。 

今後は、表紙にある様々な業務のお困りごとについて
解決のヒントを記事にしていきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

いわたさん

【プロフィール】
Name:岩田さん
Work:JTC製造業
Like:改善!
若手の頃の苦労を共有して
日本の生産性を上げたい系ブログを
書いています。

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