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業務改善の進め方-②ECRSのC(結合)

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今回は、ECRSのC、「Combine:結合」について
私が意識していることのポイントを紹介
します。

おさらい ECRSの法則とは

前回の記事のおさらいです。
前回は、「ECRS(イクルス)」という
考え方を紹介しました。

このECRSについて、
それぞれの頭文字の意味は
以下の通りです。

Eliminate:排除
 ⇒仕事や業務を廃止する

Combine:結合
 ⇒仕事、成果物を結合してまとめる
  あるいは分離して簡素化する

Rearrange:交換
 ⇒人、モノ、方法を変えることで効率化

Simplify:簡素化
 ⇒複雑な業務を誰でも簡単にできるようにする

改善の効果:E>C>R>Sであり、
改善の順序:E→C→R→Sで行うことが効果的。

ECRSの「C」 Combine:結合

Combine:結合の工程で行うことは、

 「類似している業務を
  一本化して、効率化」できるかを
 検討し、実践していくことです。

ここでも、「Eliminate:排除」の工程の
>1:組織内のすべての定常的な
 業務・タスクを洗い出し、リスト化する。で
作成した業務のリストが役に立ちます。

業務をCombine(結合)する4つのポイント

今回の記事ではCombine(結合)できる
業務かどうかの選定で
役に立つ着眼点を4つ紹介します。

1.「目的」、「アウトプットする内容」の類似

 「目的」と「アウトプットする内容」が
 類似している or 同一である業務を探します。

 その中で、相手先が異なっているが、
 同じアウトプットを
 異なるフォーマットで
 アウトプットしており
 別々の業務として存在している
 業務が有るかを確認します。

 両方の業務の相手先の目的と要求を果たす
 フォーマットを作ることができれば、
 一本化が可能です。

2.複雑な業務の分解・分類⇒再結合。

 広くカバーしすぎている業務を分離して、
 他の業務と結合できないか。

 内容が多岐にわたる業務は
 複雑で高い力量が必要となります。

 業務の内容を細かく分解・分類して、
 他の業務と結合できないか、
 他の業務のアウトプットを
 そのまま活用できないかを検討します。

 結合も重要ですが、分離することで
 その業務の一部を誰でもできる業務に
 簡素化することも可能です。

 また、分離した業務を異なる業務と
 結合して効率化できることもあります。

3.窓口や手法の一本化

 似たような業務について、窓口や集計方法を
 一本化できないかを検討します。

 例「似たような申請方法の窓口が複数あり、
   たらい回しになることがある!」

 例「ここに情報がまとめてあるのに、
   一部の人は活用せずに
   個人で情報収集している!」、

 例「同じ内容の確認を複数種類の
   チェックシートで行っている!」

 といったような具合に、
 似たような業務の「窓口」や
 情報の収集元」が分散している
 ことがあります。
 
 この、窓口や情報収集といった
 業務の手法の観点においても、
 一緒に行った方が効率が良い業務が有るか、
 ダブルワークを行っている業務がないかを
 確認します。

4.全社内レベルでの業務の重複

1~3の内容を全社レベルまで広げて考え、
部署を横断して業務を一元化します。

全社レベルで業務に被り(かぶり)が
無いかチェックして結合を試みます。

同じようなアウトプットを
別部署の業務でも行っていることが
よくあります。

Eliminate(排除)の工程と同様に、
Combineの工程も組織単位で検討・推進を
おこなっていきましょう

まとめ

業務をCombine(結合)する4つのポイントは以下の通りです。

1.「目的」、「アウトプットする内容」の類似
2.複雑な業務の分解・分類⇒再結合。
3.窓口や手法の一本化
4.全社内レベルでの業務の重複

次の記事では、「ECRS(イクルス)」のR、
「Rearrange:交換・組み換え」について紹介します。

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  • この記事を書いた人

いわたさん

【プロフィール】
Name:岩田さん
Work:JTC製造業
Like:改善!
若手の頃の苦労を共有して
日本の生産性を上げたい系ブログを
書いています。

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