今回の記事では、
標準化や部下・後輩への指示に
関する記事で触れた
物事を具体的にするための
MORSの法則を紹介します。
「MORSの法則」とは
「MORSの法則」とは物事を
具体化するためのポイントの
頭文字をとったもので、
そのポイントは下記の4点です。
・Measured (計測できる)
・Observable(観察できる)
・Reliable (信頼できる)
・Specific(明確化されている)
意味 | 内容 | やるべきこと | |
---|---|---|---|
Measured | 計測できる | 誰が見ても、 どのくらいの数量かわかる | 行動・手順を 数値化する |
Observable | 観察できる | 誰が見ても、 どんな行動かわかる | 行動・手順を 可視化する |
Reliable | 信頼できる | 誰が見ても、 同じ行動だと いうことがわかる | 言語化した情報に 再現性を持たせる |
Specific | 明確化 されている | 誰が見ても、 何をどうしているか がわかる | 行動・手順を 言語化 |
5W1Hを意識する
MORSの法則を活用する際に、
5W,1Hを意識しましょう。
5W1Hを意識することで
目的を明確にしたり、
漏れが生じにく具体的な表現を
することができます。
言語化しにくい物は、図や表を使う
文字に起こしにくいこと、
伝えにくいことは
図や表を活用すると良いでしょう。
マニュアルに写真や動画を
活用することも一つの手段です。
具体化の方法(良い例と悪い例)
この章では、具体例を挙げながら
どのように具体化していくかを
考えていきます。
意識するポイントは
①「数値化する」
②「可視化する」
③「再現性を持たせる」
(新人もベテランも同じ解釈ができる)
④「言語化する」 ことです。
早速、具体例を見てみましょう。
ケース① 営業ノルマ
ケース② 設備の点検
ケース③ 製品の検査
最後に(関連記事)
このMORSの法則の考え方は、
マニュアルの作成などの標準化や
OJT、教育に活用することができます。
皆さんも是非活用してみてください。